2018/11/10
人気の無垢材!樹の種類から選び方までご紹介。
plusDが手掛けるリノベーション物件では、なるべくフローリングは「無垢材」を使用するようにしています。
そもそも「無垢材」ってどんなもの?
無垢材の魅力や樹の種類やそれぞれの特徴などご紹介します。
同じ樹木なのに「無垢材」と「集成材」はどこが違うの?
「リノベーションするなら、フローリングはやっぱり無垢材」という方は多いと思います。
そもそも「無垢材」ってどんな素材なのでしょうか。
フローリングによく用いられる無垢材以外の素材として「集成材」が聞かれます。
同じオークなのに「無垢材」と「集成材」がある、というわけです。
それぞれどう違うのでしょうか。
「集成材」とは薄くした木板を、接着剤で張り合わせてブロック状にした木材です。
一方「無垢材」は丸太から切り出したままの自然な状態の木材。
無垢材は天然の材質なので、割れやひびなども入りやすいですが、集成材などの加工した木材にはない風合いや温かみがあります。
フローリングで使いたい人気の無垢材7種。それぞれの特徴は?
無垢材は樹木の種類によって、木目、色と風合い、肌ざわり、柔らかさにそれぞれ特徴があります。
好みや相性に応じてセレクトするのも楽しみのひとつです。
フローリングに用いられる代表的な無垢材の種類と特徴を紹介します。
□オーク(ナラ)
無垢材と言えば「オーク」というほど代表的な樹木。
はるか昔からウィスキーの樽として使われるように、重厚感があり傷がつきにくく耐久性に優れています。
美しい木目も特徴で、時が経つほどに味が出てくる素材です。
□パイン(マツ)
優しいトーンのナチュラル感と個性的な木目が特徴。
やわらかくて温かみがあり衝撃を吸収してくれることから「素足が喜ぶ無垢材」と言われます。
ソフトなぬくもりを感じられる反面、傷がつきやすい素材です。
□チーク
天然の油分を含むチークは、時を重ねると味わい深い飴色へと変化します。
この深みのある重厚感を愛するファンも多い素材。
適度な堅さがあって耐久性に優れ、水にも強いため、加工のしやすさが特徴です。
□メープル(カエデ)
さわやかで清潔感あふれる風合いのメープル。
きめ細かくクリーミーなツヤ感もあり、明るい雰囲気に演出できることでも人気です。
木の密度が高く堅さもあることで、比較的お手入れしやすいのも魅力。
楽器の素材としても使用されるメープルは、美しい木目や光沢が特徴です。
□バーチ(カバ)
バーチは寒冷地に育つ樹木。
木目のバラつきやゆがみが少なくソフトな印象のバーチは、すっきりした清潔感を演出できます。
キラリと光る放射杢を持つのが特徴で、適度な堅さがあり、比較的お手入れしやすいのが特徴です。
□タモ
オークに似た印象を持ちながら、より力強くはっきりとした流れる木目が特徴。
オークよりもやわらかく、優しい肌ざわり。野球のバットなどにも使用されます。
塗装との相性も良く、着色しても木目が美しく引き立つ素材。
透明感のあるやわらかいテクスチャーが、独特の風合いを醸し出しています。
□ウォールナット(クルミ)
「世界三大銘木」のひとつと言われるウォールナット。
モダンなインテリアとの相性がよく、深いチョコレート色とマーブルのようになめらかな木目が特徴です。
ゆがみが少ない加工しやすさと、天然素材ならではのグラデーションも魅力。
天然木ならではの味わいや、年月を重ねて熟成する深みを感じられる無垢材。
色、風合い、木目、堅さ、光沢、肌ざわり…それぞれの木で特徴があり、まったく違った表情を見せてくれます。
無垢フローリングは、リビングの演出を大きく変える存在。
トコトン無垢材と向き合って、ぜひお気に入りを見つけてみては?